プレゼント、難しい問題である。  嘉納は手作りが苦手だ、実際問題料理とかならいくらでも作れるが、物は不得手を通り越して、理解できない。  あんまりにも高級な物はダメだし、時計などの実用品は、相手の事情に会わせた方がよい。  一方であまりに簡単な物でも、プレゼントらしい楽しさと言った物がない。    本は趣味があるし、絵本などはそれこそも、100%で自分の趣味の物になってします  そんなこんなでよけ国でも珍しい固定式市場で、嘉納は女装して買い物をしていた。  やはりこれか………、万能文化包丁を見つめながら嘉納は思った、やはり自分でもらってうれしい物というからなあ。  際限もなく遠くに発想が飛びかけている、いやいや、いっそのこと宇宙服でも、あ、デモレンタルのケントあるしなあ  もう、めんどくさいから適当な法案だしてクリスマスを閉め出さないかな、如何に権力を乱用するかに傾きかける嗜好、もう本当にどうしたもんか。  ブラブラと鮭のハラミをかって岐路に立つ、もう山のようにいくらを着くって憂さ晴らしするか。  そんな中で嘉納はある一点に目を引かれた。  それは科学と技術の結晶、内臓ゲルマニウム式パジャマ、そういえば、純子さんは割と寒さとか、雨とかに無頓着だ、うっかり風邪を引いたとき乃為の防寒対策はかかせないだろう。  そう考えてみると、純子さんが外に出かけているところとかは見たことがない、いやみてないところではでかけてるのか? でもまあ、もっといろんな床を見てほしい、というわけでくつだくつ。    決まると早いのが嘉納、その後国中の靴屋を回って、精密な画像からのスキャンを初めほぼ完璧に本人のサイズを再現するという無謀な試みも行われたりした。  パジャマと靴  すいません、もろにミスマッチです。  許してください、デモ最初は宇宙服だったんです、ええ、それに比べたらましだと思って頂けるとありがたいです。  一時期コーヒーメーカとかも考えましたが、それは俺がほしい物だったんです。  ええ、もう訳が分かりません、そんなこんなでパジャマです  ゲルマニウム入りです、夏には厳しいですが、冬はかなり暖かいので冷え性の女性にもピッタリです  靴は宇宙に行くための物です、嘘です。  ただいい靴があるとお出かけが楽しくなるので、コレでドンドンお出かけしてください