クリスマスプレゼント  モチ米と杵と臼  クリスマスカード  渡辺さんこんにちは、以前一度だけあった嘉納です、あのとき落ちてきた人は元気でしょうか?  クリスマスなので、何か送ろうと思いましたが、いい物が思いつかないので、クリスマスが終わった後にみんなで使える物にしました。  コレで一杯お餅をついてみなさんで楽しんでください、あと出来れば近隣の人たちと餅付け大会などを催すのも一興かと存じます。  今アナタがどこにいるかは分かりませんが、どこでも美味しい餅がつけると信じて PS できたてを砂糖醤油の納豆で食べると無限に食えますので試してください。  米を送ろうと思った。  別にどんな米でもいい、ようは食える物が大事という結論だ。  人に振る舞えて、わけられる物がいい。  もらってない人も見ていると居るみたいだけど、こういった物ならみんなに届くだろう  だから食えば消える、霞のような物が好きだ、そしてそれが人の間に広まる奴なら直いい。      そんなこんなで大量のモチ米を藩国で輸入すると、嘉納は早速儀式を開始した。  とりあえず、モチ米を確保した、あとは臼と杵だ。  どうせ送るなら、使い勝手のよい物がいい、そんなこんなでまったく持って暇をもてあます魔法使いたちを引き連れてよけ山脈の麓に来た。  ココにははるか伝説の兎の使った餅付けセットがあるという、むろん伝説だが、試してみる価値はある。 「出陣!!」  それからの数時間はひっせつにつくしがたい。  そもそも体力のない不良人間どもは、そうそうに足の痛みを訴え、物理力による断崖絶壁で次々と落下、そもそも年末は内で罪げー三昧を主張する一派と朝焼けまでビデオ消化連合、寝正月で正月特番分派青春派などが、残留食料と、残業代の有無を巡っての卑劣な内部抗争を開始した、  その結果、十三怪談にたどり着いたときにはすでに半数が脱落、残りの半分も、もはやただ歩く屍といった有様であった。  しかも、13怪談の8段目にして、足の心は指圧の心一派が再来襲、階段に油を撒くという卑劣な技に対してばったばったと残留派未来形のメンバーがやられ、最終的には退却を主張するメンバーを簀巻きにして皮に放り込むなどの独裁的様相をていし、人数を大幅に失いほとんどのメンバーが撤退を決意する中、一人嘉納は道に迷い単独での探索を行っていたのである。  コレより先のことは記録が残っていないため、ほとんど分かっていない、ただ  夜明けの日、臼と杵は確かに、贈り物の中に鎮座していた。  これが伝説の品であるかはわからない、だが、コレには確かに何か思いがこもっていると言うことだけは事実である。