高原鋼一郎: こんにちはー 海法: おはようございますー 芝村: では2分ほどお待ちください。 高原鋼一郎: はい、よろしくお願いします 芝村: /*/ 芝村: アララ:「私の頭を潰すなんて、なかなかやるわね」 芝村: アララ:「殺してやらないと」 高原鋼一郎: 「まだ殺すのは早いです」 海法: 「あー久々に呼び出して、仕事の件ですまないねぇ、ゆかりくん」 高原鋼一郎: 「動機を聞き出してから、です」 芝村: ゆかりは首を振った。 海法: 「そこ、青少年の前で物騒なことを言わない」 芝村: アララは肩をすくめた。 高原鋼一郎: えーと、ヨシフキンの店から八神君を回収後、玄霧藩国さんの大神殿に持っていってサーラ先生による治療、という感じの予定なのですが、可能でしょうか 海法: 「知り合いのところの子供がね。事件に巻き込まれて。殺人事件の犯人だというんだが、僕は殺したとは思ってない。何より、とても苦しんでいると思う」 高原鋼一郎: 「お願いします、多分、今俺が一番歯止めが効かないみたいですから」>アララ 芝村: アララ:「苦しんであいて殺したら許されるの? 減刑理由になるの?」 高原鋼一郎: 「…なりません」 海法: 「どこまで余裕があるか、だね」 海法: 「行為が無条件で許されるとはいわないが、大切なのは殺した相手を殺し返すことじゃなくて、不幸な人を減らすことだ」 海法: 「アララさんは、まぁ、最近、幸せそうなので、ちょっとくらい目こぼししてほしいなぁ」 芝村: アララはゆかりを殺した。 芝村: ゆかりは倒れた。 高原鋼一郎: 治療します 芝村: アララは海法の表情を確認して微笑んでいる。 海法: 「・・・・」 海法: ゆかりの手をとります。 芝村: 光になった。 芝村: アララ:「不幸な人、減ったわね。いきましょ?」 高原鋼一郎: 「アララ」 芝村: アララ:「なあに?」 高原鋼一郎: 「一番辛い時に行けなくて、その場にいれなくてすみません」 芝村: アララ:「許します」 高原鋼一郎: 「でも、これは違う。こうして不幸な人を減らしたら、それを悲しんでまた新しい不幸な人が出ます」 芝村: アララ:「私、正論を知ったようにしゃべる人に、テストをするようにしているの」 芝村: アララ:「それに、あの子は本当はいてはいけない子よ」 芝村: アララ:「橙じゃないけど、ああいうのを生かしておくオーマがいるはずもない」 芝村: アララ:「正論は我にあり。そうなったときに、どれだけ素敵な反論が来るのかしら」 高原鋼一郎: 「それでも、です」 芝村: アララ:「それでも?」 芝村: アララは優しく微笑んでいる。 高原鋼一郎: 「上手く言えません、けどそれでもこれは違うと思った」 芝村: アララ:「感情論よ。鋼一郎」 芝村: アララ:「私は、正論の話をしているつもりだったけど」 高原鋼一郎: 「そうですね、きっとそうだ」 芝村: アララ:「意見をすりかえないで」 高原鋼一郎: 「はい、すみません」 海法: 「復讐を肯定したら、じゃぁ、僕は、あなたを、あなたの夫や子供を殺すことになる」 海法: 「殺しあっても勝てる、という強さを元にした正論なんだね?」 芝村: アララ:「ええ。そうね。でも、彼女を殺したのは、私じゃない」 海法: 「え?」 海法: (虚脱する) 芝村: アララ:「世界の意思よ。あんなのほっといたら、時間の問題で宇宙が壊れる」 芝村: アララ:「どういうつもりかわからないけど、ネクロマンサーより悪趣味な事はやめたほうがいい」 海法: 「あぁ、俺は、あの子のために、いつだって、宇宙の二つや三つや四つや五つは壊すよ」 海法: 「そうしないという保証はない」 海法: 「でもまぁ、それをなんとかするために生きてるんじゃないか、誰だって?」 海法: 「畜生。畜生。畜生」 芝村: アララは大変気持ちがいい笑顔を向けた。 芝村: アララ:「そうね?」 芝村: アララ:「あの少年、早く殺したほうがいい」 芝村: アララ:「あれも、いてはいけないものよ」 高原鋼一郎: 「難しいなあ…」 海法: 「あなたが、自分の家族のいる宇宙を守りたくてゆかりを。ゆかりを殺したというなら。そう言ってくれ」 芝村: アララ:「殺してはいないって、ずっと前から死んでたのよ。あの子」 海法: 「世界から見て死んでたとか、そんなことはどうでもいい。あの子は心を持って動いていた」 海法: 「笑ったりないたりしていて、日々変わっていた」 海法: 「それが生きてるってことじゃないのか?」 芝村: アララ:「そうね。本来の場所から引き剥がされて」 海法: 「あんたは、たとえば、ある日、どこかのえらい誰かから、実はおまえは歴史において死んでいる、と、言われたら、それで死ぬのか?」 芝村: アララ:「難しいわね」 高原鋼一郎: 「…本来の場所、か」 芝村: アララ:「精霊の声を聞こえないのなら、そういう意見もあるのかも」 高原鋼一郎: 「死んだ人はどこへ行くのかな」 海法: 「精霊の声は俺には聞こえない。なんて言っていたんだ?」 芝村: アララ:「故郷に」 芝村: アララ:「精霊は、因果の逆転を望んでいない」 高原鋼一郎: 「巡り巡ってまた、生まれるために?」 海法: 「じゃぁまず」 海法: 「因果をねじまげてるやつを探して、そいつをどうにかするのが先じゃないのか?」 芝村: アララ:「そうね。貴方を殺すほうをやるべきなんでしょうけど」 芝村: アララ:「でもやらないわ。死者に敬意は払うけど、生きている人にかける情けなんかない」 高原鋼一郎: 「ふむ」 海法: 「余裕がないな。俺もあんたも精霊も」 芝村: アララ:「余裕ね。昔、そういうことを言うオーマがあったわ」 芝村: アララ:「青の青。真なる青。最悪のオーマ。全ての秩序の敵」 海法: 「その青の青はどうなった?」 芝村: アララ:「死んだわ。我々を置いて」 芝村: アララ:「さ。じっとしていても、どうしようもない。いきましょう」 海法: 「なぁ。確かに俺は正論をふりまわす卑怯者だが」 海法: 「俺が卑怯でも正論が間違いなわけじゃない」 芝村: アララはもう、ヨシフキンの店の前だ。 海法: 「宇宙は今、盛大に壊れている。元をどうにかしなければ、どうにもならん。八神少年一人が生きていることが、かかわるわけじゃない」 海法: 「誰が壊しているのか、なぜ壊れているのかを探らないと意味がない」 芝村: 周囲に魔法円を書き始めている。 高原鋼一郎: 「なら、そこからやり直しましょう」 海法: 「あの子には幸せになっていてほしいし、出会ったものを殺していては原因にたどり着けない」 高原鋼一郎: 「一人の少年を救って、一人の少女を助けて、最後に宇宙を直せばいい」 高原鋼一郎: 「全部、無駄な事はないですよ」 芝村: アララは詠唱を始めた。空気が張り詰めた。 海法: 「だから。聞けよっ」 芝村: 店内が爆発した。 高原鋼一郎: なー! 海法: 魔法円に右手をつっこみます 芝村: アララ:「聞くって、何を?」 芝村: はじかれた。 海法: 「痛っ。これから何をするのか。何のためにどうするのか」 高原鋼一郎: 「あーあ、これ高いだろうなあ…」 芝村: 爆発は連続して起きている。 海法: 「一人でなくてできることがあるだろう」 海法: 店内へつっこみます 芝村: ついに円内の酸素がなくなった 芝村: 店内には踏み込めない。 芝村: 見えない壁がある 高原鋼一郎: 「アララ、これってどういう魔法なんですか」 海法: 絶技・アーノマーホ。 海法: 壁をよじ登る。窓を割る。裏に回る。 海法: 穴を掘る。 芝村: アララ:「絶対殲滅呪文。もう無理よ」 海法: 変な顔をしてアララをわらすぁセル 海法: 笑わせる 芝村: 海法が穴をほった瞬間に気圧差で中の店がばらばらになった。 高原鋼一郎: 「店ごと壊すのはやめましょうよ…」 海法: よし。入ります。 芝村: アララ:「最終段階ありがとう。優秀な共犯がいて助かったわ」 海法: 瓦礫を掘ります。 芝村: アララ:「なにも出てこないわよ」 高原鋼一郎: 「…既にもぬけのから、とかですか」 海法: 掘ります。 海法: 「高原さん、店の構造を」 芝村: アララ:「そうね。でも、帰還のための魔法陣は潰したわ」 海法: 「構造的に強い場所に隠れるだろう。まずはそこからだ」 芝村: アララ:「戻ってくるのに1年近くはかかるわ」 高原鋼一郎: 「店の構造はえーと…、普通にぬいぐるみとか飾ってあるだけの店です。もしかしたら地下とかあったかも知れませんが、俺は少なくとも見てません」 海法: 「なるほど。帰還の魔方陣はつぶせたが。出発の魔法陣はつぶせなかったわけだ」 海法: 「探そう」 高原鋼一郎: 「連れていったってことか…」 芝村: アララ:「まあ、宰相府もバカじゃないから、復活を阻害するワームくらいは放ってると思うけどね」 芝村: アララ:「一応の駄目押し」 高原鋼一郎: 「世界移動ならともかく、時間移動されてたらやっかいですね」 芝村: アララ:「そうね」 高原鋼一郎: 「今現在追う手立てが無い」 海法: 「追う手立てはいくらでもある」 海法: 「追うか追わないかそれだけだ」 海法: 「僕は追う」 高原鋼一郎: 「そういうと思いました」 芝村: アララ:「やめておいたほうがいいわよ」 海法: 「なぜ?」 芝村: アララ:「多くの人が、不幸になる」 芝村: /*/ 芝村: はい。ゲーム終了です。お疲れ様でした。 高原鋼一郎: お疲れ様です 海法: あ、いやに時間目が。 芝村: 30マイルが返金されます 高原鋼一郎: 下手打ちました 海法: 高原アララとゆかりは、呼ばないでついてこられたら怖いと思って、あらかじめ呼んだけれど、そこがまず判断ミス。 海法の発言が判断ミスその2。 アララが呪文を唱えたときに、とめようとしたタイミングが遅かった。 海法: すいません。色々下手をうった上に、反応が鈍かったです。 芝村: まあ、全体的にはいい話だよ。 芝村: 尊い犠牲によって、平和は保たれた 高原鋼一郎: 八神少年の立ち位置がまたわからなくなってきました… 高原鋼一郎: 単にヤガミの過去という存在じゃなくなっているのかなあ 海法: ゆかり復活およびヨシフキン追跡ゲームを申請します。 芝村: 両方とも成立しないなあ(笑) 海法: それはなぜでしょう? 芝村: ヨシフキンは証拠を残していない。 芝村: ゆかりは生きているから、そもそも復活の必要がない 芝村: 世界は答えないって奴だ 海法: 追跡ゲーム、ですね<ゆかり 海法: ヨシフキンが直接、証拠を残していないとして、そのへんに開いたゲートの痕跡は探せるはずです 海法: ふみこさんにお願いするか<ゲートトレーサー 芝村: ははは。 高原鋼一郎: 暁ゆかりの存在はそもそも死んでいるから不可能、とかでしょうか 芝村: とっくの昔に痕跡は殺されているさ。アララのほうが1枚上手だったな 芝村: ゆかりはよけ藩国だ 高原鋼一郎: うお? 海法: え? 高原鋼一郎: あ、もしかして、あの時のは消滅する際に光になったんじゃなくて 芝村: アララはビアナオーマ。あらゆる幻術を自在に操ることこそ、本義だ 高原鋼一郎: ぬおおおお 高原鋼一郎: 引っ掛けられた! 海法: いやいやいやまぁまぁまぁ 海法: (混乱している) 海法: 単純に考えて、アララはヨシフキンおよび八神少年を完全抹殺したいはずで。 高原鋼一郎: 海法さんがミュンヒハウゼンとやりあったときと同じ手段を! 海法: 痕跡を殺すとしたら、自分は知ってないと嘘ですよね 海法: ヨシフキンが別の世界で八神を復活させる可能性は常にあるので。 海法: なら、情報は最低限あるということに。 芝村: そう。そしてアララは、しばらく召喚に応じない。 高原鋼一郎: でも多分、まともには教えてもらえないですよこれ 芝村: ゲームセット。 海法: 召還に応じないということは会いにゆけばいいわけですね 高原鋼一郎: 小笠原ゲームでの呼び出し=自宅とかも不可能ということでしょうか 海法: 子供をおいてでてく奥さんじゃないでしょ 芝村: そう言うゲームシステムがないからね。わははは。はい。それでは解散しましょう。 高原鋼一郎: 実家に帰られると俺が泣くんですが 芝村: なに。子供が本当に家にいるって、思ってるの? 海法: 微笑青空があれば探しにゆけますね 海法: お父さんごと回避? 芝村: 海法が殺しにかかる可能性も含めて、退避しとるわな 高原鋼一郎: わーい、置いてかれたorz 芝村: 評価変動聞きたい? 海法: 聞かせてください 海法: <俺のほうは 高原鋼一郎: いや、覚悟は決めてますからお願いします 芝村: ―3―3 高原鋼一郎: ふむ 高原鋼一郎: まあ、解消までは行かないですから 高原鋼一郎: もう一度やり直します 芝村: そだね 高原鋼一郎: 何、6・7からやり直せばいいんです 高原鋼一郎: 今日は一日ぶっ倒れて明日からまた、稼ぎなおします 芝村: では解散しましょう。お疲れ様でした(笑) 海法: 毎度ご迷惑をおかけします。 海法: アララ捜索。ヨシフキン追跡。八神復活だね。 高原鋼一郎: ありがとうございましたー 海法: ありがとうございましたー 海法: まぁではあらためてアララ捜索ゲームの申請を。 高原鋼一郎: 年明けまでには帰ってきていただけるとさみしいやもめ暮らしを回避できます… 海法: しつつ、がんばります。 芝村: はい。ではー 芝村 が会話から退席しました。